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日記: 第5話「3.11。下」


<私がなぜトリマーを目指し、トリマーになり、紆余曲折の末、開業という現在に至ったのかを振り返る、超超個人的日記ブログです。>



「大丈夫だから!親父、大丈夫だから!!」

自宅の電話を取ると、兄でした。


え?なんで電話がつながるの??


都内で働く兄は地震後電車に閉じ込められ、電車から出られてすぐに駅の公衆電話へ。

災害のときに一番つながるのは公衆電話だと、何かで知っていたそうです。

兄!やるときはやるではないか!

兄は、公衆電話から父の赴任先の支店へ連絡。


電話に出た相手は、なんと父でした。


父は、仙台市内の支店にいました。

ロッカーや棚が倒れ、職場はぐちゃぐちゃになりましたが、幸いケガもなく無事でした。

父は当日、気仙沼へ行く予定でしたが、直前になって他の仕事とのスケジュールが合わず、予定をキャンセルしていました。

昔、地下鉄であったあのテロでも、現場周辺の電車に乗っていた父。

人生って、ほんの少しの選択で生死が決まるんだな…

ああ、よかった。。

本当によかった。。

都内に出かけていた母は電車が動かず、母の従兄弟が車を出してくれ、無事夜中に帰宅しました。

当時、父の赴任予定期間はすでに大幅に過ぎていました。

そして、東日本大震災。

建設業で支店は東北ということもあり、自身も被災しながら、復興への仕事は大忙しに。

新幹線や空港の復旧も時間がかかっていたため、数ヶ月はこちらへ帰れない状態が続きました。

私の人生観は、この震災によって大きく変わりました。

毎日悔いのないように生きなければダメだ。

目標もなく、ついなんとなく惰性的に仕事しがちだけど、そんな仕事の仕方はダメだ。

その時の私は、トリマーもアパレルの仕事もどちらもバイト。

いつかトリマー1本で正社員として働きたい、と思っていました。

じゃあ、その"いつか"っていつなんだ?

周りの人のことばかり考えて、ずっとタイミングはかってるけど、

"いつか"のタイミングがずーっと来なかったら?


よし、本気で正社員トリマーになるために職場を変えよう。

震災の年の夏。

私は新しい職場で正社員として働くことになりました。


つづく。


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